1908年 - 1979年。ヘルシンキ出身。フィンランドを代表する作家の一人。18歳でデビュー作を上梓。1920年代は欧州を範とした文学運動に加わり、珠玉の長編歴史小説をはじめ、短編、戯曲、エッセイ、旅行記や童話と多くの作品を残した。本書『エジプト人シヌヘ』は古代エジプトや諸外国を舞台とし、冒険、愛、権力、戦争が描かれた壮大な物語で、世界的なベストセラーとなり、ハリウッド映画化につながった代表作である。
広島県出身。2001年からフィンランド在住。通訳•翻訳等提供するWa Connectionを夫と経営。本とコーヒーとチョコレートがあれば幸せ。訳書に『世界からコーヒーがなくなるまえに』(青土社)、『寄生生物の果てしなき進化』(草思社)、『ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン』(河出書房新社)他、共著あり。北欧語書籍翻訳者の会所属。
古代エジプト美術館ファウンダー。1965年生。2009年ドイツ・ベルリン自由大学のシリア調査隊に参加する。同年に日本初の古代エジプト専門美術館である古代エジプト美術館を渋谷に設立し、初代館長に就任する。2014年古代エジプトガラスの先端的化学的分析で博士号を取得。2016年よりエジプトの発掘調査隊に参加し、2022年よりメイドゥム・ピラミッド遺跡における発掘調査隊の隊長を務めている。
『エジプト人シヌヘ 上巻』
著者:ミカ・ヴァルタリ 訳者:セルボ貴子 監修:菊川匡|四六版|定価 2,500円(税抜)|ISBN978-4-910731-01-8
『エジプト人シヌヘ 下巻』
著者:ミカ・ヴァルタリ 訳者:セルボ貴子 監修:菊川匡|四六版|定価 2,500円(税抜)|ISBN978-4-910731-03-2