書籍
若く逝きしもの
内容紹介
フィンランドの農村に暮らす少女シリヤが、過酷な運命に翻弄されながらも、北欧の大自然を慈しみ、人を愛し、ひたむきに生きた姿を描いた感動の物語。フィンランドのノーベル文学賞作家シッランパーが1931年に発表した名作。ピアニストの舘野泉氏が2013年1月の朝日新聞で、思い出の書物として紹介していた筑摩書房版(1953年発行)が、約70年の時を経て、待望の復刊。
※今回の復刊は送り仮名や漢字表記など、一部整理しています。
著者プロフィール
フランス・エーミル・シッランパー
Frans Eemil Sillanpää
1888年9月16日〜1964年6月3日。フィンランドの作家。南西部のハメーンキュロ生まれ。 代表作に『人生と太陽』(1916、未邦訳)、『聖貧』(1919)、『男の道』(1932、未邦訳)、『夏の夜の人々』(1934、未邦訳)、『人生の美と苦悩』(1945、未邦訳)などがある。 1939年にノーベル文学賞を受賞。
訳者プロフィール
阿部知二
Abe Tomoji
1903年6月26日〜1973年4月23日。岡山県生まれ。小説家、英文学者、翻訳家。代表作に『冬の宿』(1936年)、翻訳書に『シャーロック・ホームズ』シリーズ、『白鯨』『月と六ペンス』『高慢と偏見』など多数。
書誌情報
著者:フランス・エーミル・シッランパー 訳者:阿部知二|四六版 仮フランス装 392頁|定価 2,200円(税込)|ISBN978-4-910731-00-1 C0097|みずいろブックス 編集・発行